クレジットカードのショッピング枠活用ガイド分割払いや現金化など

クレジットカードのショッピング枠とは

普段からクレジットカードを利用している人は非常に多いですよね。
他の先進国に比較すれば日本はまだまだ現金の所持率が高い国ではありますが、現金と併用してクレジットカードを利用している人もたくさんいます。
もちろん中にはほとんどの支払いをクレジットカードで行っている人もいるでしょう。
しかし、かなりのヘビーユーザーであっても、クレジットカードの仕組みについてはあまり理解していない、という人は多いものです。
そこで今回の記事では、クレジットカードの仕組みを理解するうえでもっとも基本的な部分となる「ショッピング枠」について解説します。

▼ 目次

ショッピング枠ってなに?

結論から言うと、ショッピング枠というものに明確な定義はありません。
法律で定義されているものではなく、カード会社ごとに定義しているものなのです。
しかし一般的に多くのカード会社では、ショッピング枠は「総利用額」とほとんど同じの扱いとなっています。
総利用額というのは、その名の通り、カードのトータルの利用上限額です。
簡単に言えば「このカードは全部でこの金額まで利用できますよ」という金額になります。
つまりショッピング枠とは、一般的にそのカードの利用上限額そのものなのです。

ではなぜ、わざわざショッピング枠という名前で呼ばれることが多いのでしょうか?
そもそもクレジットカードというものは、「買い物で使ってくださいね」という約束の下で契約しています。
日用雑貨や食費、光熱費などの購入にカード決済を行うことが、クレジットカードの本質と言えるでしょう。
クレジットカードを利用すれば、基本的に利用者が「現金」を手にすることはないのです。
現金を持ち歩かなくて良いとなれば、財布も軽くなりますし、会計も楽になりますし、非常に大きなメリットになりますよね。
複数の引き落としを一つのクレジットカードに一本化して、家計簿計算を簡略化することも可能です。
本質的に言えば、クレジットカードとはそのための存在であると言えるでしょう。
それ故の「ショッピング枠」であると言えるのです。

キャッシング枠ってなに?

しかし、クレジットカードを利用して現金の融資を受けたことのある人も多いですよね。
現金の融資は「買い物」ではありません。
(クレジットカードを利用して融資を受けると言うことは巷でよく耳にするクレジットカードショッピング枠を現金化する行為とは別物です)
買い物利用が原則であるクレジットカードなのに、なぜそのような行為が可能なのでしょうか?

これは知っている人も多いかもしれませんが、多くのクレジットカードに「キャッシング枠」というものが存在しているから可能になる行為です。
キャッシング枠というのは、キャッシング、つまり現金融資に利用可能な上限金額です。
本来カード決済を行うために存在するクレジットカードの利用額、つまりショッピング枠の一部を、現金の融資に利用することができる機能がキャッシング機能であり、その上限金額がキャッシング枠なのです。
ではなぜ、そのような枠が設けられているのでしょうか?
理由は簡単、「現金の需要にもこたえるため」です。

たとえばカード主義者は、「旅行中、美味しいと評判の高級フレンチ店があったので行ってみたい、けれど、個人のお店でカード決済ができない、現金がない、どうしよう?」ということが多々あります。
このようなことが起きやすい理由は、「日本が先進国では珍しい、現金保有率の高い国だから」です。
諸外国では治安の問題などもあり現金を持ち歩く人が少なくなっていますが、日本は治安が非常に良好なためか、現金を持ち歩く人が多く、故にカード決済が利用できないお店もたくさんあるのです
しかし、普段からカードしか使っていない人は、現金を持ち合わせていないことも多いものですよね。

日本の治安が良いのは喜ばしいことなのですが、これはカード主義者にとって困ってしまうポイントでもあります。
冠婚葬祭などで、どうしても現金が急ぎで必要となる場面も多いものです。
そんなときにどうぞ役立ててください、という意味合いで用意されているのが、「キャッシング枠」なのです。
そしてクレジットカードの総利用額が「ショッピング枠」という呼び名で呼ばれる理由の一つとして、このキャッシング枠が存在するため、混同を避けるため、という理由も挙げられるでしょう。

ここまででショッピング枠とキャッシング枠についてなんとなく理解できた人は多いでしょう。
しかしまだ、ショッピング枠とキャッシング枠の関係性において、多くの人が誤解しやすい部分があります。
それが「キャッシング枠はあくまでもショッピング枠の一部である」というポイントです。
たまにショッピング枠とキャッシング枠が全くの別物と考えている人がいますが、これは一般的なカード会社の設定とは違います。
具体的な例を出すと、ショッピング枠50万円、キャッシング枠10万円の場合、キャッシングで10万円を使ったら残りのショッピング枠は40万円となります。
カード決済でショッピング枠を45万円使ったら、キャッシングもカード決済も残り5万円となるのです。

まとめ

もちろんカード会社は世の中にたくさんありますし、中にはショッピング枠とキャッシング枠が全くの別物として設定されていて、そのトータルが総利用額、とされている場合もあります。
しかしそのようなカード会社は非常に少なく、例外であると言えるでしょう。
一般論としては、ショッピング枠の中の一部にキャッシング枠が設けられていると考えておいて問題はありません。